一番やさしいジャズピアノ独学サイト(初心者向けジャズピアノ入門レッスン)へようこそ!
皆さんどうも、高田です!!
残すところあと僅か・・・とうとう終盤ですね!!
Lesson 8 では、ずっと後回しにしていたイントロとエンディングについて見ていきます!
課題曲のイントロとエンディング
通常、イントロとエンディングというのは自由に決めて良いです。
勿論、自由といっても分かり易くないとダメなのですが、特にこうしなきゃいけないという決まりはありません。
ですので、ピアニストの裁量に委ねられています。・・・といわれても、最初は困っちゃいますよね。
ですのでイントロやエンディングをどんな風に作れば良いか、一緒に考えていきましょう!
まあ本当に困ったら、一番手っ取り早いイントロは、自分で「ワン、ツー、スリー、フォー!」とカウントを出しちゃうことですね。笑
さて、一般的な作り方の話に入る前に課題曲で考えます。
実は、幾つかの曲にはいわゆる「定番」と呼ばれる始まり方や終わり方があります。
『Someday My Prince Will Come』はまさにこの定番があるわけです!
といっても、「これが定番です!」という教科書があったわけではなくて、
有名な巨匠などが演奏したイントロを皆が真似してる内によく聴くようになって定番化した、みたいな流れですね。
ですので、あくまで一つの参考程度に考えてくれればいいですよ!
どうするかというと、
最後の4小節を、「左手はルート伴奏でFを弾き、右手でコード伴奏」を弾くというものです。
まずは楽譜の書き込みを読んでください。
読み終わったら、楽譜を見ながらLesson 1 で僕が弾いた動画のイントロとエンディングをもう一度確認しましょう!
イントロとエンディングをこのように弾けば、セッションにおいて他の楽器にも分かり易いです。
※冒頭でちょろちょろ弾いているのは勝手に付け足したので省いて良いです!笑
「あ、テーマ始めるんだな」「あ、曲を終えるんだな」っていうのが聴いていて感じ取りやすいですよね?
さあ、これで課題曲でのセッション準備はかなり整ってきましたね!!ワクワクしますね!!
一般的なイントロの作り方
とりあえず課題曲に挑みたいから、他のことは後に回す方は、ここからは流し読みでいいですよ!
もし自分で他の曲も弾きたい場合、もっと一般的な作り方も知らなければいけませんね?
そこで、代表的な作り方をお教えします。
曲の最後の8小節において、前半4小節をルバートでテーマを弾いた後、後半4小節をインテンポで弾く。
最後の小節は裏拍を意識したビートで弾く。
※ルバートとはリズムを一定にせず、自由に速度を変えて良いこと。逆に、インテンポはテンポを一定に保つこと。
たぶんこれは、文字を読んでも分かり辛いです!
では、幾つかのジャズスタンダードの曲で実際にイントロを作ってみましょう。
著作権の関係で、全部の楽譜は載せられないです。
皆さんジャズピアニストだったらほぼ全員が持っていると言っても過言ではない「黒本」を買いましょうね!
当然僕も持ってますよ!
一般的なエンディングの作り方
こんな終わり方聴いたことありませんか?
え?リズムが変だ?やだなあーもうー。そんなわけないじゃないですかー。
いや正直すまんかった。でも直すのめんどくさい(断言)
贖罪はここまでにして、本題です。笑
イントロと同様にエンディングにも定番の形があります。
とりあえず、よく聴くこのパターンだけ覚えておきましょう!
今弾いたCの音階だと楽譜はこうなります。
※ただしリズムはこのままだと微妙にぎこちないですので調整してください!
Cの音階ならこの楽譜通りですが、別の音階で作りたい場合はルートを1番としたときに、
3 4 5♭ 5 6 7 8
という順番で音を並べてください。
リズムは上の楽譜と同じようにします!
それだけで全音階で簡単に定番エンディングを作ることが出来ますよ!楽ちんですね!
☆Lesson 8 のポイント☆
☆Someday My Prince Will Comeのイントロは、ラスト4小節を「左手ルート(F)、右手コード」で何回か繰り返し、テーマに入るときは最後のF7で左手をBに変えて弾く。エンディングは、イントロと同じ要領で弾いた後、最後を同様に左手Bに変え、その後B♭M7を弾く。
☆一般的な定番イントロは、ラスト8小節で、前半4小節をゆったりとしたルバートでテーマ(ルート伴奏多め)、後半4小節をインテンポでテーマを弾く
☆定番エンディングは、ルートから数えて3 4 5♭ 5 6 7 8という順番で弾く。テンポは上記の音源を参考にすること
Lesson 8 は以上です。
さあ、ラストスパートです!ゴールはすぐそこだ!
コメント