【初級レッスン9】 コンピングと4バースを学ぼう!

一番やさしいジャズピアノ独学サイト(初心者向けジャズピアノ入門レッスン)へようこそ!

皆さんどうも、高田です!!
長い長い道のりも、とうとう次のレッスンを残すのみとなりました。
次のレッスンは総括ですので、実質これが最後ですよ!!気合い入れていきましょう!

Lesson 9 スタートです!本格的にセッションに赴くための最後の詰めですよ!

目次

動画で学びたい方はこちらから

曲構成には続きがある

え、今さらLesson 1 でやったジャズの曲構成をやるの?って思った方、
実はもう少し続きがあったんです。正確にオーソドックスな曲構成を記載するとこうなります。

イントロ⇒テーマ⇒ピアノソロ⇒他楽器ソロ(ベース等)⇒4バース⇒テーマ⇒エンディング

赤字のパートが新顔ですね。

まず、他楽器ソロです。
以前お話しした通り、ジャズは少なくとも、ピアノ・ベース・ドラムのトリオ、またはそこにサックスなどが加わるカルテットなどが多いです。
すると、当然ベースソロなどの他楽器ソロの時間があります。その時、ピアノはどうするのでしょうか?
鼻ほじって待っているのではありませんよ!笑
ピアノはその時、ソロを引き立てるために、両手で伴奏をします。これをコンピングと呼びます。

更に、それが終わったら4バースと呼ばれるピアノとドラムの掛け合いがあります。(無いこともあります)
これは4小節ごとにピアノとドラムが交互に演奏することを言います。バシッと決まれば最高にクールです!
ただ、慣れていないとドラム演奏中に今どこを演奏しているか分からなくなることが良くあります。
そう、この4バース、滅茶苦茶ロストしやすいんですよ!(滝汗)
僕も苦い思い出ばかりです。笑

コンピングとか4バースとか、具体的に何やるの?

コンピングについて

まずは、コンピングから見ていきましょうか。コンピングとは両手伴奏のことでしたよね。
ということで、やることは至って簡単。右手も左手と同じことをやってください

つまり、両手で左手を弾くんです。
これだけです!アドリブよりよっぽど簡単ですね!拍子抜けしましたか?笑

皆さん、Lesson 4で僕の伴奏に合わせて『Someday My Prince Will Come』 のアドリブ練習したのを覚えていらっしゃいますか?
あの時の伴奏がまさにコンピングだったんです!今なら僕が何をやっているか分かるんじゃないですか?
もう一度コンピングのやり方という視点で動画を確認してみましょう。
基本的には両手でコードを弾いて、右手の小指でちょっと雰囲気を作ったり、たまに左手はルートを弾いてあげたりしています

ちなみに、左手と右手で一斉に同じことをやるのではなく、
左手と右手で上手くタイミングをずらしてリズムを取ってあげるのがコツですね。
是非皆さんもこのように、「誰かがソロをしていると想定して伴奏する練習」をしてみてください!!

4バースについて

さて、次は4バースですね。ただ、これも何てことはないんです。

1、4小節アドリブしてください。
2、その後4小節何も弾かないでください。
3、それを楽譜のテーマ1周分繰り返します。(勿論2周以上したければしても良いですよ!)

それだけです。笑

ちなみに、4バースだけではなく、8バースや2バースなんてものもあります。
これは、8小節で交代するか2小節で交代するかの違いですね!頭に入れておきましょう。

さて、理論上これだけなんですけど、何が難しいかというとドラマーが暴れるのでテンポを見失いやすいことです。
4拍子の曲なら自分で「ワン、ツー、スリー、フォー・・・」と心の中でリズムを取って、今いる小節を見失わないようにします。
3拍子なら「ワン、ツー、スリー」ですね。

あれ、今さらですが小節の進み方大丈夫ですか?
3拍子は3拍で次の小節へ進み、4拍子は4拍で次の小節へ進みますからね!確認しておきましょう!

1人なのにどうやって練習すればいいの?

そうなんです。コンピングも4バースもベースやドラムの音が無いと全然雰囲気が分からない。
これじゃいつまでたっても上達しません。メトロノームじゃあまりに味気ないですよね。

僕も全く同じ悩みに直面しました。そこでみなさんのお役に立てるようにこんなものを用意しました!

わざとピアノ音源は抜いてありますので、これでトランペットに合わせて伴奏をし、ピアノソロのあとに4バースをすることでコンピングと4バースの練習はバッチリできるのではないでしょうか!?

よろしければ冒頭にあるレッスン9自体の動画も確認してもらえればより完璧かと思います!!

☆Lesson 9 のポイント☆

☆他楽器ソロのとき、ピアノは両手で伴奏し、上手く相手のソロを引き立てる。

☆4バースは4小節毎にピアノとドラムで交互に演奏すること。(ピアノが先に弾きます)4バースの他に、8バースや2バースもある。ロストしないように細心の注意を払うこと。

さあ、いよいよこれで必要な知識は全て伝授したぞ!準備はいいか!

Lesson 10 へ進む

Lesson 8 に戻る

目次に戻る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次