レッスン6:ブルースの課題曲を弾こう

どうも、一番やさしいジャズピアノ独学講座の高田です!

レッスン5の課題を超えたみなさんは、ポップスピアノを弾けるようになってしまいました!
レッスン1の頃は「コード?なにそれおいしいの?」みたいな状態だったのに、今ではまるで別人ですね!笑

では、ここからはジャズピアノ演奏に入っていきます。ようこそ、ジャズの世界へ!!

目次

ブルース曲「C Jam Blues」

ということで、早速ラスボスにご登場してもらいましょう。笑
残りレッスンでみなさんには「C Jam Blues」を演奏できるようになってもらいたいと思っています。

C Jam Blues
1942年にデューク・エリントンによって作曲され、レッドガーランドやオスカーピーターソンなど多くのアーティストが演奏したジャズスタンダードナンバー。

で、なんでこの曲を選んだかというと理由が3つあります。

1、ブルース進行(特定のコード進行を指す)を学べるので、1曲覚えておくと他のブルース曲もすぐに弾けるようになってコスパが良い
2、ジャズセッションなどではブルース曲をみんなで演奏することが多発するので必ず1曲は覚えておきたい
3、この曲はなんと「ド」と「ソ」の2音しかテーマで使わないので初心者でもめちゃくちゃ簡単

邪な理由がまあまあありますが、やっぱり練習はコスパよくやらなくっちゃね。笑
上に書いた通りなんですが、ブルース曲を一つ覚えておくと超便利なんです。
今回はC Jam Bluesという曲ですが、他にもNow’s The TimeとかBag’s GrooveとかBillie’s Bounceとか、いわゆるブルース曲は多くあるのですが、その全てがほぼ同じコード進行です。

※コード進行とは、コードの流れのような意味。コード進行が一緒ということは楽譜に記載されてるコードが一緒って意味。(キーは曲によって違う)

まあ説明は置いておいて、とりあえず聴いてみましょう!

わかりやすいように今回載せた演奏のタイムラインを載せておきますね!

イントロ   なし
テーマ    0:00〜0:33
ピアノソロ  0:34〜4:15
ベースソロ  4:15〜5:46
ピアノソロ2 5:47〜7:32
テーマ    7:33〜8:05
エンディング  8:05〜8:10

今回はピアノソロからベースソロに移り、その後またピアノソロをやってからテーマに戻るという結構珍しい構成でしたね!ちなみに太字部分は全てアドリブ演奏です。(楽譜にメロディが記載されていない)

え、テーマ30秒しかないよ!?ほぼアドリブじゃねーか!!!!

良いツッコミですね。笑
そのとおり、ほぼアドリブです。笑

テーマがシンプルになればなるほどアドリブの比率が上がる傾向があると思います。特にブルース曲はアドリブの比率が高くなると思います!

ちなみにこの曲のコード進行はこんな感じです。

この1枠のことを1小節と数えます。今回は4拍子の曲なので、「1,2,3,4」と数えたら次の枠にいくっていう感じですね。※今回のテンポだと大体1.8秒くらいで次の小節へ移動するような感じになります。

コードを覚えたみなさんなら、パッと見て弾けるのではないでしょうか?コードの種類も5つしか出てこないのですぐに覚えられそうですね!!

試しにテーマ部分だけでいいので、さっきのYouTubeに合わせて伴奏してみましょう!

どのようにジャズを学ぶのか青写真を書く

さて、さきほどの曲でもおさらいしましたが、改めてジャズの曲構成は下記でしたね。

ジャズの曲構成:
①イントロ
②テーマ
③アドリブ
④テーマ

⑤エンディング

この中で、一番大事なのはテーマとアドリブです。先ほど聴いたC Jam Bluesでもほとんどがテーマとアドリブだったと思います。
イントロは最悪なくてもいいし、「ワン、ツー、スリー、フォー」と口でカウントしてから始めることもできますし、エンディングもこだわらなければシンプルなものを考えれば何とかなったりします。(投げやり)
とにかく、テーマとアドリブを弾けるようになればジャズ演奏のほとんどを網羅できると言えるわけです。いわばメインディッシュってやつですね。

今までコード勉強を重視していたのは、テーマとアドリブどちらにおいても最重要項目となるからです。また、コードの基礎はジャズ以外にもポップスやロックでも必須となるので、覚えておいて腐ることがないのも利点でした。

テーマパートは楽譜に書かれているメロディを弾くパートともいえます。右手は楽譜に書かれたメロディを演奏して左手はコードを弾きます。てことは、コードが分かってりゃあとは楽譜通りに弾くだけで良いイージーパートです!笑

アドリブパートでもコードは共通です。左手はテーマと同じコードを弾いておいて、右手はアドリブ演奏するっていうイメージで今は良いと思います!

実践的なコードを弾こう

よし、じゃあコードは習得済みだからアドリブに入るんですね!!

と思ったあなた、、、甘い、甘すぎるぜ(うざい)

実は、せっかく覚えたコードですが、ジャズはそのままでは弾きません。
CM7をドミソシだと覚えてもらったと思いますが、ジャズではその通りには弾かないんです。。。ごめんなさい。

じゃあ何で覚えさせたんでふざけんな!!!!

とお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、コードの知識としてCM7がドミソシだと分かっていることは絶対必要なんです。実際、ポップスピアノでしたらそれでOKですしね!

ジャズに限るともう少し工夫が必要になってきます。

どんな工夫が必要なの?

まず、大前提としてジャズの演奏はベーシストやドラマーと合わせることが多いです。特にピアノにとって関係するのがベーシストがいるかいないかです。セッションなどに行ったら基本ベーシストがいますからね!

多くの場合、ベースはルートの音を弾いてくれます
結構前にやりましたが、ルート覚えてますか?CM7だったら、ルートはC。1, 3, 5, 7の1の音がルートですね!

すると、ベースが1を弾いてるのに、ピアノも1, 3, 5, 7と弾くと「1」がバッティングしちゃってますね?必ずしもバッティングしたら絶対ダメってわけではないのですが、これでは2つの楽器が同じ音を出してしまっていて、響きに深みが加わらなくて勿体無いわけです。

そこで、ピアニストはベースと響きが被る音をコードから抜いて弾くことが基本です。

前のレッスンを読んだみなさんは点と点が繋がってきましたね?笑
ここでよく弾かれるのがコードの3・7だけを弾くガイドトーンヴォイシングです。だから、前のレッスンでは右手(3・7)を弾くパターンを練習しとくと良いよ〜って言ってたわけですね!

ちなみに、今回のレッスンではガイドトーンヴォイシングを練習しますが、コードの最終形態はテンションヴォイシングというものです。

まだ最終形態じゃねえのかよ!!!!

そうなんです。コードはフリーザ並みに変身してくるんですよ。(ドラゴンボール知らない人はこのレッスンもういいから漫画喫茶にダッシュして全巻読みましょう)

最終形態のことをチラって説明すると、このガイドトーン(3・7)をベースに、ジャズらしい装飾音を付け加えます。この装飾音のことをテンションノートって呼ぶので、それが加わったコードの弾き方をテンションヴォイシングって言うんですね。

ジャズではコードを基本系のまま弾くことは稀。
1・5を抜いて3・7だけを弾くガイドトーンヴォイシングを弾くか、それにテンションノートを付け加えた形でコードを弾くテンションヴォイシングを弾くことがほとんど。
※テンションヴォイシングはややこしいのでこのレッスンでは割愛する。

※大変すぎるからガイドトーンヴォイシングを全部のコードで覚えるとかはしなくていいです!!!今はC Jam Bluesに出てくるコードだけにしましょう!!

テーマをガイドトーンで弾こう

ということで、まずはテーマを弾けるようにならないといけません。楽譜をPDFでご用意しました。

3行しかないめちゃくちゃシンプルな楽譜ですね!笑
これを覚えてもらった普通のコード(今後はノーマルコードと呼ぶ)で弾いたときの音源を聴いてみましょう。

これだけでも普通にかっこいいですね!!

まずはこれの右手を練習しましょう。集中すれば、ドとソしか弾いてないので結構すぐに弾けるようになるんじゃないでしょうか?

問題は左手です。さきほどの音源ではノーマルコードを弾いていましたが、左手はガイドトーンを弾きたいです。
※改めて説明しますが、ガイドトーンとは3と7だけを弾くということ

さらにジャズにおいて何よりも大切なのがリズムです。
さきほどの演奏だと、必ず1拍目の頭にジャーンってコードを鳴らしていましたが、これでは全くジャズらしくありません。

そこで、コードをガイドトーンにして左手を入れるタイミングを変更したものがこちらです。

何かめちゃくちゃムズムズするんですけど!?!?

わかります。頭がバグりそうになりましたね。笑
ジャズでは裏拍のリズム+シンコペーションという合わせ技を多用するので、こういうリズムが弾けるようになることが肝要です。そうじゃないといつまで経ってもジャズらしい演奏になりません。

楽譜の左手パートを見てもらうと、全ての音を弾く前に8分休符が入ってますね?これにより、表のリズムより一瞬遅れた裏のリズムを取っているわけです。

・」と普通に数えるのが表拍。
裏拍とは「1」の「・」のアクセント部分を指す。「い・に・さ・し」の太字部分を強調するように読むとそれっぽい。
4の裏拍で次のコードを弾くことをシンコペーションと呼び、先ほどの演奏は全てそうしている。

何を弾いてもジャズっぽくならない症候群というのがあるのですが(今考えた)、それは表拍ばかりでリズムをとっていることが大きな原因です。裏拍でコードを差し込むことを身体に染み付けることで、この症候群は完治します。笑

課題

てことで、今回のポイントは

さきほどの楽譜を弾けるようにすること。
(なるべく左手は音符ではなくコードを見て弾けるように意識しよう)

となります。

あの、、、裏拍のタイミングで弾けてるかどうか分からないんだけどどうすればいい!?

はい、こんな声が鼓膜が破れるくらい聞こえてきました。笑

サクッと課題出しちゃいましたが、これまた大変なんですよ。何が大変って「出来てるかどうか分からない」「合ってるかどうか分からない」ことが一番大変です。

そこでJazz-Stepsの出番です。

Jazz-Steps課題
・トレーニング > フレーズ > ブルース > 004 の本番モードでDランク獲得

このトレーニングでは「音ゲー」で先ほどのガイドトーンヴォイシングを裏拍で弾く練習ができます。リズムに合わせて4拍目裏でガイドトーンを弾くという練習をするのにこれほど親切な練習方法はないと言っても過言ではないでしょう。

右手のメロディがC Jam Bluesのテーマより全然難しいんで、Jazz-Steps課題のほうは最悪左手だけ完璧に弾けるようになっていればOKです。

この課題をクリアできたらC Jam Bluesのテーマが完成します!!

頑張ってくださいね!!

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