レッスン7:アドリブを弾こう

どうも、一番やさしいジャズピアノ独学講座の高田です!

レッスン6を超えて、みなさんはガイドトーンヴォイシングを裏拍で入れてC Jam Bluesのテーマを弾けるようになりました。

えっ、、、すごくない??笑

自分で書きながらそんなこと出来る時点で初心者卒業してるじゃんって思ってきました。みなさん自分を褒め称えましょう。

今回は、アドリブについてです!お待たせしました!

目次

アドリブってなんぞや?

最序盤のレッスンから「ジャズはアドリブ演奏するよ〜」って言っていましたが、冷静に即興演奏しろって言われても意味不明ですよね。

ということでアドリブパートの仕組みを説明しましょう。
アドリブ演奏は呼んで字のごとくアドリブですので、楽譜にない音を弾きます。ただ、多くの場合コード進行はテーマと同じです。言ってしまえば左手はテーマと全く同じように弾いてOKって感じです。

そして、アドリブの尺には区切りがあります。適当に弾き出して好きなタイミングでアドリブをやめていいわけではありません。アドリブの長さは1周、2周、3周、、、のようにテーマを何周分弾くかという単位で決めます。
改めてC Jam Bluesの楽譜を例に取りましょう。

このテーマは全部で12小節で構成されてて、最初のコードがC7、最後のコードがG7ですね?
アドリブはこのC7から最後のG7までの12小節を弾き切ったタイミングで1周となります。

アドリブを何周やるかは自由で、なんか盛り上がってるぜって思ったら長くやってもいいですし、この曲はあっさり目のアドリブでいいやって思ったら1周でやめちゃっても問題はないわけです。

ただし、中途半端な部分でいきなりアドリブを止めるのは基本NGですので注意です

では、お試しということで、C Jam Bluesのコードを左手で弾きながら、右手で適当にぐちゃぐちゃメロディを1周分だけ弾いてみてください

..

…….

………はい、悲惨なことになりましたね?笑

なぜ悲惨なことになったと思いますか?

そりゃあ何も考えないで、ぐちゃぐちゃに鍵盤叩いてるだけだから当たり前だろ!

いやまあそうなんですけど。笑
これをちゃんと言語化すると、C Jam Bluesのコードに合っていない音を弾いてしまっているからとも言えます。そう言われるとちょっとクリアになってきましたね。

まず、大原則の話をしましょう。

アドリブは何もないところから考えるのではなく、コードから考える。

そうなんです、しつこいくらいコードについて学んできたのは、「アドリブ=コードに合う音を弾くこと」だからです。コードという絶対の指針に沿って即興演奏するんです。これまで即興演奏は無から有を創り出すものだと思ってましたよね?なんだかちょっと出来る気がしてきませんか?

最初がC7ならC7に合う音がある。次がF7ならF7に合う音がある。その合う音を繋げてってメロディにしていくとアドリブになる。そんなイメージです。

つまり、まず考えるべきはコードに合うか、合わないかです。

コードトーンでアドリブする

ということで、話を進めます。

この、コードに合うか合わないかって話も実は厄介ものなんですよ。広義には「合わない音なんてない!ジャズは自由だ!」とも言えるし、本気で考え出すと理論の深いところまでほじってほじって考え尽くさないといけません。

そんなことやってらんねえ!大体の話でいいんだよ!!

オーケーオーケー、分かってますぜ。笑

まずは大原則から行きましょう。

コードの構成音(コードトーンと呼ぶ)は、当然合う。

CM7ってドミソシって弾きますよね?しかも転回しても同じコードだって話でしたよね?ミソシドでもソシドミでもCM7です。

であれば、当然CM7のときに右手で「ド・ミ・ソ・シ」のいずれかをどんな順番で弾いたって不協和音になるわけないんですよ。そりゃそうですよね。笑

同じ要領で、F7の時は「ファ・ラ・ド・ミ♭」が不協和音になることはありません。Dm7なら「レ・ファ・ラ・ド」は絶対合います。

ということで、まず最も簡単なアドリブはコードトーンをアルペジオで弾くことです。
※アルペジオとは和音として一緒に弾くのではなく、1音ずつ弾くこと

ノーマルコードは覚えたから、出たコードの1・3・5・7をアルペジオで弾くのは出来るけどさあ。全然かっこよくないんだけど!?こんなの初心者用のお遊びでしょ?

と思ったみなさん。

侮ったね?笑

ジャズに興味あるなら「ビバップ」って言葉聞いたことあるでしょ。ビバップっていうのはある意味一番ジャズらしい演奏手法なんですけど、それがこのコード構成音(コードトーン)を弾くってのを極めたものなんです。

あるコードをアルペジオで弾いた後に、次のコードの3度や7度あたりの音に上手く接続してまたアルペジオを弾き、そこから次のコードの3度や7度あたりにまた上手く接続して…をずーっと繰り返す

ていうのがビバップ奏法なんですけど(雑説明)
これが上手く出来るようになるとめーーーーっちゃくちゃジャズらしいかっこいい演奏になります。

ただこれが結構難しくて、次のコードに上手く接続するってのに工夫が必要なのと、コードを見た瞬間にそのコードの3度や7度の音が一瞬で判別できていないといけないんです。

あれ、そういえば3度と7度ってなんでしたっけ?
そうです。おかえりなさいませ、ガイドトーンですね。ここでも大事なんですよこの子は。笑

ということで途中脱線も挟みましたが、コードに合う音=コード構成音なので、まずはコード構成音をアルペジオで弾くってのを連続で出来るようになるのは立派なアドリブ練習の一つです。

早速C Jam Bluesのコードをみて、右手でアルペジオを弾いてみてください。

スケールでアドリブする

よし、C Jam Bluesをコードトーンでアドリブするぞ!まずはC7だからドミソシ♭で、次がF7だから、、あっもうA7か、えと、、えと、、、うわあああ考えるのめんどくさいいいいい!!!!

おっと、こんなところに発狂している読者さんがいますね。しかも大量に。(決めつけ)

そもそもこれまでの人生でアドリブ演奏なんかしたことないのに、コードトーンを瞬時に判断してそれをアルペジオで弾けとか、次のコードトーンに接続しろだとか、そんなこと言われたって無理なんですよ。無理無理、すぐ挫折します。(実体験)

そんな場合は、スケール(音階)でアドリブするのがとってもオススメです。

厳密に説明すると合うスケールを見つけたり、どのコードだとそのスケールが合うのかを判別したりするのは難しいんですが、その点ブルースの曲は最高なんです。

ブルースの曲は、最初から最後まで一貫して、ブルーノートスケールというスケールが合う

ブルーノートスケールってなんぞや?っていうみなさんのために、ブルーノートスケール一覧をPDFにまとめました。今回の課題曲はC Jam Bluesなのでkey=Cのところだけ見ればOKです。

弾いてみるとわかりますが、「これこれ!!!」って感じでめっちゃブルージーでかっこいいですよね!!
これらは音の種類としては6音だけなんですよ。

Cブルーノートスケールはド・ミ♭・ファ・ファ#・ソ・シ♭の6音で構成されている

この6音だけを曲を通してずっと弾いていれば、アドリブとして成立します!!

えっ!コード考えなくていいんだったらめっちゃ楽なんだけど!

そうでしょそうでしょ?
全ての曲でこういうアプローチが使えるわけではないけど、ブルース曲は「ブルーノートスケール」をひたすら行ったり来たりするだけでもかなり良い感じになるから本当に取っ付きやすいんですよ!!

今回このレッスンではC Jam Bluesを弾けるようになることを目標にしていますので、アドリブは基本的にこちらのスケールを使って行う方をおすすめします。

フレーズを覚える

これは番外編なのですが、一般的にジャズピアノのアドリブ上達のために最も推奨される方法は、プロが弾いたフレーズを耳コピして大量に覚えることです。

耳コピとは、耳でコピーすること。つまり、何度もフレーズを聴いて、それを譜面に書き起こすなどして覚えることを指します。

確かに、Cブルーノートスケールを完全に暗記できただけで、かっこいいアドリブ演奏ができるかと言われるとそうではありません。そのブルーノートの音を使って「イケてるフレーズ(メロディ)」を作らないと、ただ音階を行ったり来たりしてるだけになってしまうからです。

そのイケてるフレーズをもし100個覚えていたら、要所要所で覚えたフレーズを弾けるようになります。そうして、自分のアドリブ+用意してたイケてるフレーズが良い感じに混ざり合って素敵なアドリブが出来るっていうワケです。

ただ、問題は「どのフレーズを覚えりゃいいか分からん」ってことや、「そもそも耳コピするハードルが高い」っていうところにあります。完全初心者の方が、いきなり「オスカーピータソンの超高速フレーズを耳コピするなり!!」って意気込んでも、恐らく3秒で挫折します。笑

なので、私のスタンスとしては、「まずはスケールの行ったり来たりレベルのアドリブでもいいじゃん」っていう緩い気持ちでいます。アドリブをするという行為そのものに慣れて楽しむことが大事なので、スケールに無い音も使っちゃったりしてなんかぐちゃぐちゃ弾いてるうちに、ちょっと良い感じの音を見つけたりして「楽しい!」て思えたらそれが一番良いと思ってます。

ただし、上達しなきゃ楽しくもならんっていうのもまた真実。笑
そこで、Jazz-Stepsのブルースフレーズ練習が神です。プロが作ったフレーズを一曲まるごと覚えられるんで活用しない手はないと思います!次の課題のパートで説明しますね。

課題

ということで、今回もJazz-Stepsのトレーニングにお世話になりましょう。

今回一番大切なのはブルーノートスケールを覚えることです。

今回の課題曲はC Jam BluesなのでCブルーノートスケールを使いますが、一般的にはブルース曲はFやB♭のキーで演奏することも多いです。ですので、C F B♭3つのブルーノートスケールを覚えましょう!

Jazz-Steps 必須課題
・トレーニング > スケール > ブルーススケール > ブルーノート の練習モードを選択。練習したいルートをC、F、B♭の3つだけ選択。画面右上の「Correct!」の数が100以上を達成する。

・トレーニング > 伴奏 >セッション曲> C Jam Blues の練習モードを選択。左手は弾かなくて良いので、バッキング音源に合わせて右手でCブルーノートスケールを行ったり来たりしてアドリブを10回以上おこなう。(テンポは100くらいがおすすめ)

今回は設定がややこしいので、僕の練習した画面を動画にしておきます。右側の設定で練習したいルートが3つしか選択されていないと思います。これを真似して設定してください。

できればやりたい課題
・トレーニング > フレーズ > ブルース > 001 の本番モードでDランク獲得

こちらのフレーズ練習のほうは結構難易度高いですが、まさにC Jam Bluesの曲1週分のアドリブフレーズを覚えられるのでお勧めです!さっさとうまくなりてえんだって方はぜひトライしてみてください!!

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